聞いた事があって興味もあったんですが、正直「タイトルのHAKAISHAがダセェ・・・」と思って手を出しませんでしたすみません(苦笑)こないだ借りた「ミスト」にこの予告編が入っていて、見てみたくなりレンタルしました。タイトルで判断しちゃ駄目だよね!監督ゴメン!
日本の怪獣映画に影響を受けたらしいですが、あちこちに「ニホン」が垣間見えて面白かったです。冒頭のパーティーで主人公が「サケもあるよ」と言って日本酒を勧めたり、のれんがかかっていたり・・・主人公の転勤先も日本とか、嬉しい反面笑ってしまった^^;
内容は単純で「謎の生物がニューヨークを襲う!」それだけ。すごいと思うのがその謎の生物の正体も、結局倒せたのかも映画の中では最後まで語られないという点。これはハリウッド映画にしては珍しい。多分倒したとは思うんですが(国防総省がこの映像の入ったカメラを拾いに来ているし)。あとハッピーエンドではないです。
序盤の主人公の痴情のもつれは正直どーでもいいよ。ていうかハッドしゃべり過ぎ!お前友達いらんのか?!主人公のお祝いパーティーなのに「あいつ○○(彼氏持ち)と寝たんだってさ!」って・・・ロブが嫌いだったのかお前。イケメンだったからか。とりあえずここは笑いました。ハッドがんばれ!
そして破壊者(謎の生物)が出てきてからはもう怒涛の展開。カメラワーク大暴れ。カメラ小僧ハッド大忙し。敵が迫っててもカメラだけは忘れないぜ!破壊者の姿がほとんど映らず不気味な顔や遠くで暴れているのが少し見えるだけ。それが「見えない(理解できない)恐怖」を出していて良かったです。
オチを見て思ったのは「諦めるの早ぇ・・・」でも人間みんなヒーロー気質じゃないし、最後まで諦めない!なんて強い神経持ってないからああいう風になっちゃうのも仕方ないのかも。どうあがいても絶望!
う~んこれは・・・と思ったのは胸の辺りに鉄骨刺さってたベスが思いっきり走ってたシーン。走れるの?これ。あとあの騒ぎの中冷静にマンションの自室まで帰ってたベス。どうやって帰った。いろんな意味ですごい人。
アメリカにも日本の「ゴジラ」のように、国民的な怪獣映画があればいいのに・・・という思いも込められているらしいです。確かに、ハリウッド映画は宇宙人や生物兵器など有名な怪物キャラはいるけど怪獣はあんまりいないよなぁ(私が知らないだけ?)。いたところで国連軍とかスーパーヒーローにすぐ駆逐されそうだけれど。
アメリカと日本の怪獣に対する価値観が違う、というのは前の記事でも少し書きました。以下は私の勝手な考察です。
アメリカ→倒すべき相手。国の為、家族の為にみんなで力を合わせて倒そう。
日本→倒すべき相手。だけど怪獣にも暴れる理由があるんじゃないの?
ゴジラやガメラなど日本の怪獣にはなんとなく哀愁がありますよね(ハリウッド怪獣にはない、という意味ではなく)。怪獣に感情移入できるかどうか。そこが決定的な違いだと思います。
見た後にスカッとするか、考えさせられるか・・・怪獣映画にもたくさんのバリエーションがあるからこそ愛され続けるジャンルなんでしょうか。
ちなみに私が好きな怪獣は
アクアドラゴン
です。これこそ哀愁漂う孤高の怪獣!
分からない人はググってみよう。なんの得もないけど。遊戯王に同じ名前のがいるけどそれは人違い。
次の映画ではきっとやってくれると信じてる・・・
スミスさん、出番ですよ!!
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